枝野幸男 与党時代「誤った憲法解釈は変更できる」 野党時代「憲法解釈はダメ!」

朝日新聞
法令解釈「閣議で最終決定」 枝野氏、調整役担う考え
2010年2月19日
http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY201002190360.html

枝野幸男行政刷新相は19日の閣僚懇談会で、内閣の法令解釈について「私が決定権、判断権を持ち、最終的には閣議で決定をする」と述べ、政府提出法案の調整役を担う考えを示した。法令解釈は平野博文官房長官が担当してきたが、閣僚就任に伴って担当が枝野氏に代わった。

朝日新聞グローブ 第41号 内閣法務局
*発行日不明
http://globe.asahi.com/feature/100614/index.html

法律をつくるのは国会、それを現実にあてはめて争いを裁くのは裁判所。高校までの教科書ではこう習う。
だが、実際の法案づくりや憲法解釈には、官僚組織である「内閣法制局」が大きな力をもってきた。8日に発足した菅直人民主党政権は、これからは政治家が憲法解釈に責任を持つと強調した
官僚支配の打破なのか。多数派の横暴なのか。司法、立法、行政のありかたが問われる。


「間違った憲法解釈の是正はあり得る」
枝野幸男

http://globe.asahi.com/feature/100614/02_5.html

――大臣が法令解釈を担当すると、恣意(しい)的な変更の危険が生まれませんか。
「それは勘違いでしょう。もともと内閣法制局は広い意味での意見具申機関だから、長官が何を言っても、首相や官房長官が『あれは参考意見です』と言えばおしまい。それは各省の事務次官が色々な意見を言っても最終的には大臣の判断で決まるのと同じことです。担当大臣がおかれても変わらない」
(略)
――内閣法制局と小沢前幹事長が対立した憲法9条の解釈論への見解は。
「コメントを控えたい。
ただ、9条に限らず、行政における憲法の解釈は、恣意的に変わってはいけないが、間違った解釈を是正することはありうる。従来の内閣における憲法9条の解釈は、誤解されて受け止められている面が多々あると思っている」

「それに、『集団的自衛権の行使に当たるので憲法を変えないとできない』と流布されてきた話の大部分は、従来の内閣の見解に基づいても集団的自衛権の行使に当たらないと思っている。この点では、私の考え方は法制局とも一致した」

おまけ
「最近の法制局は劣化しているように見える」 
江田憲司

――憲法解釈について、法制局ではなく、政治が牽引すべきだという考えについてどう思いますか。
政治的思惑を優先して、政権が変わるたびに解釈を変えたのでは、法的安定性が阻害される。(しかし)
(略)法制局の「我らが政府の解釈を担っている」というプロ意識は理解できるが、法制局も内閣の一機関なのだから、首相の決定に対して「それはできません」という権限はない。
首相の決めたことに法理論的な理屈をつけていくのも法制局の仕事だと思う。



2015年6月15日

枝野幸男

(最高裁の)砂川判決が集団的自衛権を認めたものではないのははっきりしているが、同時に、政治自らが決めてきた政府の憲法解釈を恣意的に、便宜的に変えるということが統治行為論で正当化されるはずがないことも憲法学のイロハのイだと指摘しておきたい



2015年9月18日
安倍内閣に対する不信任決議案を提出した際に行われた民主党幹事長・枝野幸男氏の演説
http://tekitoeditor.hatenadiary.jp/entry/2015/09/20/183144
抜粋

民主党の枝野幸男です。
・・・・
政府は「安全保障環境が変わったから憲法解釈を変更できる」と強弁をしています。これを無条件に認めたのでは、時の政権の判断で憲法を勝手に解釈することになり、憲法の意味がなくなります。
(略)
歴代内閣法制局長官も当然法律家の基本として、状況が変われば部分的に容認できる余地があるなら、そのことを付言して「集団的自衛権の行使は憲法違反だ」と歴代言い続けてきたはずですよ。なんで急に今度の長官になったら変わるんですか。歴代長官は気づかなかった、それは失礼じゃないですか、歴代長官に対して。

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